わたしたちにできること

2021年6月24日

【20代の貯金の平均値・中央値って?】誰でもできる貯金方法もご紹介!

20代は社会人になりたてで「貯金したくてもなかなかお金が貯まらない…」という方も多いのではないでしょうか?

中には「世の中の20代の方はどれくらい貯金してるの!?」と疑問に思っている方も少なくないはず。

今回は20代の貯金額の中央値や、無理なくお金を貯める方法をご紹介します!

中央値って?

中央値とは、数字を小さい順に並べた時の中央に位置する値です。

例えば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん5人の平均値と中央値を出すとします。

5人の貯金額は以下の通りです。

貯金額
Aさん 100万円
Bさん 100万円
Cさん 100万円
Dさん 100万円
Eさん 4000万円

5人の中央値は、真ん中の値である100万円です。一方、平均値を出すと880万になります。Eさんの4000万という極端に大きな値に引っ張られて、中央からずれた値になります。

このように、中央値と平均値では値が大きく異なるので、時と場合によって参考にする値を使い分けるようにしましょう!

20代の貯金の平均値と中央値はどれくらい?

20代の貯金額の平均値と中央値はいくらなのでしょうか。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」から最新の値を見てみましょう!(貯金額以外に株や投資信託などの値も含みます)

単身世帯の場合

20代の単身世帯の平均値と中央値は以下の通りです。

平均値 中央値
113万円 8万円

参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

表をみると、平均値と中央値の値が大きく離れています。このことから、20代は貯金をしている人と全くしていない人の差が大きいということがわかります。

2人以上世帯の場合

次は、20代を世帯主とする2人以上世帯の貯金額の割合です。

平均値 中央値
292万円 135万円

参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

単身世帯と比べると、平均値は179万円、中央値は127万円違うことがわかります。既婚と独身では貯蓄額に大きな差があることがわかりますね。

既婚と独身では、必要になるお金や将来に備える意識が異なるという点も、貯金額に大きな差が出ると理由と言えます。

しかし、既婚の場合は今後訪れるライフイベントにかかる費用があるので、その分単身世帯よりも支出が多くなります。

20代以降には様々なライフイベントが待っている!

20代から30代は結婚や出産、子育て、マイホームの購入など様々なライフイベントが待っています。これらのライフイベントには多くの費用が必要になります。それではそれぞれのライフイベントにかかる費用について詳しくみてみましょう!

結婚費用

結婚にかかる費用の総額平均は496万2000円。この金額はすべての人が払っているわけではなく、あくまで目安の一つと考えましょう!

式場や結婚式の規模によって費用は大きく変わりますが、結婚資金には大きなお金が必要になります。

結婚を意識したときに「お金が足りない!」という事態が起こる可能性もあるので、大切な人がいる方は、あらかじめ結婚資金を貯めておくのがおすすめです!

参考:ゼクシィ結婚準備完璧マニュアル

出産費用

出産にかかる費用の平均は50万5759円です。この費用には入院費や分娩費などが含まれており、出産にもまとまったお金が必要になることがわかります。

しかし、出産時には受け取ることができる補助金や手当もあるので、実質負担する費用はもう少し少額になります。

補助金や手当を受け取るためには、事前に確認して申請する必要があります。

産後に必要になる費用についてはこちらの記事を参考にしてくださいね!

【産後に必要な9個の手続き】事前に確認して産後の手続きに備えよう! | 保険・証券

教育資金

子供が生まれたら、次は子供の教育資金が必要です。文部科学省が発表した「家計負担の現状と教育投資の水準」によると、幼稚園から大学まですべて公立に進学した場合の教育費の平均は818万5572円となっています。さらに塾や習い事の費用を考えると、教育資金は1000万円を超えてしまいます。

20代前半の方は短大や大学を卒業してまだ長い年月が経っていないため、自分の子供の大学費用などはなかなか想像つかないですよね…。

出産後は、子供の教育資金は毎年コツコツ貯めていきましょう!

参考:文部科学省「家計負担の現状と教育投資の水準」

住宅購入費用

住宅金融支援機構の「2019年度フラット35利用者調査報告」によると、2019年の住宅購入費用の全国平均は以下の通りです。

注文住宅 3,454万円
土地付き注文住宅 4,257万円
建売住宅 3,494万円
マンション 4,521万円
中古戸建 2,574万円
中古マンション 3,110万円

参考:住宅支援機構フラット35利用者調査

こちらの金額は全国の平均なので、都市部はさらに高く、地方はもう少し安い傾向にあります。住宅購入費用はローンを利用して毎月返済する人が多いですが、いずれにしろ高額な買い物と言えますよね!

誰でも無理なく貯金する方法をご紹介!

これから訪れるライフイベントは楽しみだけど、こんなにお金がかかるとため息がでちゃいますよね…。

次は、20代から無理なく貯金をする方法について、いくつかご紹介します。お金を貯めるのが苦手はぜひ参考にしてくださいね!

家計簿をつける

「毎月収入が余らずなかなか貯金できない!」という方は、収入と出費のバランスを把握するために家計簿をつけてみましょう。毎月の固定費や食費、交際費などを把握することで、何を使いすぎていて何を節約できるかがわかります。

今はスマホのアプリでも手軽に家計簿がつけられるのでおすすめです!

財形貯蓄制度や積立定期預金を利用する

財形貯蓄制度は会社の給料から毎月自動的に一定額積み立てるため、確実にお金を貯めることができます。また、あらかじめ財形貯蓄分を差し引かれた金額で給料が入るので、振り込まれた金額でやり繰りするだけで貯金ができます。

積立定期預金も同様に、自分で決めた金額が毎月自動的に積立されるので、「気づいたら貯まっている」のが魅力です!

また、財形や積立を引き出すのも会社や銀行での手続きが必要なので、その手間を考えると「引き出さなくていっか!」という気持ちになります。

私の前の職場は給料が低く、毎月の給料でやり繰りするのは大変でした…。それでも私は財形貯蓄制度や積立定期預金を利用していたので、自分が思っているよりお金が貯まっていて嬉しくなりました。笑

自分でお金を貯めることができない方にはぜひおすすめです!

つみたてNISA

銀行でお金を預けた利息や投資の利益には譲渡益、分配金・配当金等の税金が約20%かかってしまいます。

つみたてNISAはこれらの税金が引かれることなく、毎月コツコツと積立投資ができる制度です。

たとえば、投資をして100万円利益が出たとしても、手元に来るのは税金が引かれた約80万円です。20万円も税金で引かれると思ったら、もったいない気持ちになりますよね。

これらの税金がかからないのがつみたてNISAの大きなメリットです。

「投資ってお金が減ることもあるんじゃない?」と思っている方もいるかと思います。もちろん投資には元本割れのリスクはありますが、つみたてNISAは長く続けることで大きな利益を見込める場合があります。

「投資を始めてみたいけど、自分にはまだ早いかも…」と思っている方には、投資の知識がなくても始めやすい「つみたてNISA」がおすすめです!

まとめ

今回は20代の貯金額の平均値・中央値、今後必要になる資金、お金の貯め方についてご紹介しました。20代は働き始めてから間もなく、貯金をするのがなかなか難しいですよね。しかし、20代だからこそ、これから訪れるライフイベントのためにコツコツ貯金を始めるべきです!

今回ご紹介した無理なくできる貯金方法を参考に、ぜひ20代から貯金を始めましょう!

人生100年を乗り切る「ライフプラン」「マネープラン」のご相談は「オンライン相談」申し込みページへ。

URL【https://bit.ly/2XNKZWF

 

関連記事