わたしたちにできること

2022年10月13日

【一体なぜ?】赤ちゃんが離乳食を食べない!月齢別でみる原因と対策

生後5、6ヵ月ごろから始まる離乳食。本やインターネットで調べながら一生懸命作ってみたけれど、「全然食べてくれない!」なんて、悩んでいませんか?

今回は、赤ちゃんが離乳食を食べない原因と、試してみたい対策をご紹介します。

赤ちゃんが離乳食を食べないことはめずらしくない

赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、色々と心配になりますよね。

私の子供も離乳食を始めたばかりの頃は全く受け付けず、栄養が足りているのか不安でした。用意したものに手をつけないまま廃棄することにもストレスを感じてしまい、離乳食の時間が憂鬱な時期もありました。

しかし食べない子は意外と多く、理由も様々あるようです。月齢によって離乳食の進め方の目安はありますが、無理にその通りに進める必要はありません。子供のペースにまかせることが大切です。

再確認!離乳食を始めるタイミング

まずは離乳食を始めるタイミングについて確認しておきましょう。

生後5、6ヵ月頃は、消化器官が徐々に発達し、食べ物を食べるための準備ができてくる時期です。個人差はありますが、下記の様子がみられたら離乳食を始められるサインです。

・首がすわっている
・寝返りができる
・支えればお座りができる
・大人の食べ物に興味を示す
・唾液の量が増える
・赤ちゃん用スプーンを口に入れても嫌がらない

スプーンを舌で押し出してしまうようなら、母乳を吸うための「哺乳反射」がまだ強く残っているため離乳食を始めるにはまだ早いかもしれません。反射が弱まるまでもう少し待ってみましょう!

月齢別でみる食べない原因と対策

【初期】生後5~6ヵ月

この頃の離乳食は1日1回、離乳食からとる栄養は10~20%。

主な栄養源の約9割は母乳やミルクであり、この時期は「食べる」ということに慣れてもらうのが一番の目標です。

<食べない原因>

離乳食が始められるサインがみられているのに「食べない」という子ももちろんいるでしょう。今まで母乳やミルクしか口にしてこなかった赤ちゃんです。

食べない原因として考えられるのは、

・初めての味やにおいにびっくりしている
・食感がいやだ
・スプーンの舌触りがいやだ
・母乳やミルクで満腹、または空腹すぎる

などがあげられます。

<対策>

この頃の食材は粒が残らないくらい丁寧にすり潰してペースト状にし、人肌まで冷ましてからあげるようにします。

母乳やミルクをあげる前に食べさせるのが理想ですが、お腹が空きすぎて食べてくれないこともあります。少し授乳してからあげてみましょう。

それでも食べてくれないときは、お粥の上澄みだけあげて様子をみるのもおすすめです。スプーンを嫌がっている場合もあるので、素材や形の違うスプーンで試すと食べてくれることもあります。

私の子供の場合は、離乳食が始められるサインがあったにも関わらず、上記のどれを試しても食べてくれませんでした。私自身の気持ちを落ち着かせるためにも、1週間ほどお休みしてから再挑戦してみると、少しずつ食べてくれるようになりました。

まだ赤ちゃんが食べる気分になっていない場合もあるので、少し期間をあけて再開するのも効果的です!

【中期】生後7~8ヵ月

この頃の離乳食は1日2回、離乳食からとる栄養は30~40%。

まだまだ栄養源の半分以上は母乳やミルクです。この時期は形のあるものを舌と上あごで潰し、飲み込めるようになるのが目標です。

<食べない原因>

離乳食中期になると、小さな食材は自分ですり潰して食べられるようになります。ペースト状にしていた食材から、みじん切りが残る状態で与えます。

この時期の食べない原因としては、

・細かな粒々が気になる
・食材が大きすぎる
・野菜の繊維質が残っていて飲み込みにくい
・とろみが足りない
・味付けに飽きた

などがあげられます。

<対策>

離乳食の形状が変わることで食べなくなってしまう子も多いです。そういった場合は食材を一度ペースト状のものに戻し、少しずつみじん切りを混ぜて与えてみましょう。

キャベツやレタスなど繊維がある野菜は舌触りを嫌がる子もいるので、とろみを付けてから与えてみるのもおすすめです。

また、だんだんと味覚が発達してくるので、味付けに飽きてしまうこともあります。風味付け程度なら味噌や醤油も使えるようになるので、いつもと違う調理法を試してみるのもよさそうです。

友人の子供も7ヵ月に入った頃、急に離乳食を食べなくなりました。そこで、市販の離乳食を少し混ぜてみると、あっという間に完食したそうです!

市販の離乳食は手軽なうえに味付けの種類も豊富なので、試す価値アリですよ!

【後期】生後9~11ヵ月

この頃の離乳食は1日3回、離乳食からとる栄養は60~70%。

今までは舌を使っていましたが、後期になると上下の歯茎を使って食べられるようになります。栄養の多くを離乳食から摂るようになるため、そろそろ栄養バランスに気を付けたい時期です。

<食べない原因>

・自分で食べたい
・他のことに気を取られる
・好き嫌いが出てきた 

 などがあげられます。

<対策>

今まで順調に食べてくれていたのに、急に食べなくなってしまうこともあります。どんどん自我が芽生えてきますので、「自分でやりたい!」と思う子も少なくありません。

手掴みで食べられる野菜スティックや小さなおにぎりなどをメニューに取り入れて、思うようにやらせてみるのも一つの手です。

好き嫌いをする子も出てきますが、この時期は赤ちゃんの気分によるものが大きいので、無理に食べさせる必要はありません。

例えばお魚を嫌がるようなら、同じたんぱく質であるお豆腐やお肉で代用できます。同じ食材でも、少し時間をあけると食べてくれるということもよくあります。

こんなときは体調不良かも

離乳食を食べてくれないほか、何か普段と違う様子が見られた場合は、もしかすると体調が悪いのかもしれません。

母乳やミルクの飲みが悪い、便がゆるい、ずっと機嫌が悪い・・・などといった症状はないか、赤ちゃんの様子をよく確認しましょう。気になることがある場合は小児科へ相談に行くと安心です。

また、食物アレルギーの多くは食べてから2時間以内に現れる「即時型」と呼ばれるものですが、それ以降に現れる「遅延型」と呼ばれるものもありますので注意が必要です。

まとめ

今まで母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんにとって、「食べる」ということはとても大変なものです。親としては離乳食が進まないと焦ったり落ち込んだりしてしまいますが、そのうち食べてくれるようになります。

初期の頃は何をしても食べなかった私の子供が食べてくれるようになったときは、今思えばずり這いが始まり部屋中を動き回るようになった時期でした。運動量が増えるとお腹が空くので食べてくれるようになるということもあるようですよ!

離乳食をどうしても食べないときは早めに切り上げたり、思い切って少しお休みしたりして、気長に付きあっていけるといいですね。それぞれの成長ペースに合わせながら、食べることの楽しさを教えてあげてくださいね!

お子様の教育プランや人生100年を乗り切る「ライフプラン」「マネープラン」のご相談は「オンライン相談」申し込みページへ。

URL【https://bit.ly/2XNKZWF

関連記事