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2021年1月25日

【30代の3割が貯金ゼロ!?】貯金額や貯金方法など30代のお金に関する疑問を大調査!

みなさん、ふとしたタイミングで「30代の人たちって、いくらくらい貯金してるんだろう…」と気になることはありませんか?

30代になると結婚やマイホーム購入など、なにかとお金がかかるライフイベントが増えてきますよね!

今回は、30代の貯金に関する疑問や今後必要になる資金、簡単にできる貯金方法をご紹介します!

ぜひ参考にしてくださいね!

覚えておきたい「平均値」と「中央値」

30代の貯金額を見ていく前に、「平均値」と「中央値」の違いについて知りましょう!

平均値と中央値の違いは以下の通りです。

平均値:データを足し合わせ、データの個数で割った値
中央値:データを小さい(または大きい)順から並べ、真ん中にくる値

例えば、貯金額のアンケートで5人中1人の貯金額が1億円で4人が100万円だったとします。

この場合の貯金額の平均値は「2,080万円」になります。

1人だけ極端に大きい額があると、平均値がグッと上がってしまいますよね。

一方、同じく1人の貯金額が1億円で4人が100万円だとすると、中央値は「100万円」になります。

平均値は極端な数値に大きく影響されてしまうので、貯金額においては中央値も参考にしましょう!

【独身・既婚別】30代の貯金額の中央値と平均値は?

2019年に厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、30代の独身・既婚別の貯金額は以下の通りになりました。

【30代の金融資産保有額】

平均値 中央値
独身 359万円 77万円
既婚 529万円 240万円

参照:厚生労働省「国民生活基礎調査」

上記の金額は、貯金額だけではなく、貯蓄性のある生命保険や債券、投資信託などの金融商品の値も含めたものです。

「意外にこんなものなの?」と少なく感じた方もいれば「こんなに多いんだ…」と驚いた方もいるのではないでしょうか。

保有資産が2人以上の世帯の方が多いのは、共働きなど2人分の貯金を含めている場合があるためです!

単身世帯の3割以上が「貯金ゼロ!?」

「30代の貯金なし」という人の割合はどのくらいいるのでしょうか!

「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」をみてみると、30代の金融資産非保有世帯の割合は、単身世帯で36.5%、2人以上の世帯で15.8%となっています。

このように、単身世帯の約3割以上の人が貯金をしていないことが分かりました!

数字でみると、しっかり貯金をしている人としていない人で、かなり差があることが伺えますね。

参照:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」

30代で貯金はどれくらい必要??

それでは、30代ではいくらくらい貯金があれば安心できるのでしょうか!

30代では大きなライフイベントを迎える場合が多いため、必要になる金額は知っておきたいものです!

それぞれのライフイベントではどれくらいの費用がかかるのかを把握して、貯金額の目標を立ててみましょう!

結婚資金

結婚は、人生の大きなイベントの1つですよね!

結婚式の情報誌「ゼクシイ」によると、挙式・披露宴にかかる平均費用は354.9万円、結婚指輪で24.2万円、さらに新婚旅行では61.4万円となっています。

また、引越し代金、家具・家電などの「新生活の費用」もプラスすると約600万円が結婚にかかる費用の相場と言われています。

参照:父親、母親のための結婚準備マニュアル「親ごころゼクシィ」

子供の教育資金

30代になって結婚し、子供が生まれると子供の教育資金も必要になります。

文部科学省の調査によると、子供の学習費の総額は以下のようになります。

公立 私立
幼稚園 22.4万円 52.8万円
小学校 32.1万円 159.9万円
中学校 48.8万円 140.6万円
高校 45.7万円 97万円

公立か私立かによって、費用は2〜3倍変わってくることがわかります。

住宅資金

マイホームは現金で一括で払うケースは少なく、ほとんどがローンを組んで購入するのが一般的です。

住宅を購入する際の頭金の目安は、新築の場合は、物件価格の2割程度、中古の場合は4割程度が目安と考えておきましょう!

頭金が多ければ多いほどローンの借入が少なくなるため、貯金は多くあるに越したことはないといえます!

万が一に備える準備預金

人生には、思いもよらない出来事が起こることがありますよね。病気や事故の治療費で大きなお金が必要になる場合や、入院で一時的に働けなくなり収入が得られなくなってしまう場合もあります。

そんな時のために、備えとして資金を準備しておきましょう!

万が一の備えに相場はありませんが、入院費用の平均額である「20.8万円」は備えておくと安心です。また、大きな病気をした場合は治療費が100万円を超える場合もあるので、余裕があれば100万円前後を予備資金として準備しておきましょう!

参照:公易財団法人生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行)

30歳からでも遅くない!絶対貯まる3つの貯金法!

今まで貯金をしてこなかった人は「どうやって貯金をすればいいか分からない」という方もいるのではないでしょうか!

簡単にお金を貯めるなら、気付いたら貯まっているのが特徴の「先取り貯蓄」がおすすめです!

先取り貯蓄はあらかじめ自分で決めた金額を収入から差し引いて貯蓄する方法です。

それでは、「先取り貯蓄」の具体的な制度や商品をご紹介します!

財形貯蓄

企業が福利厚生で用意している制度の1つで、給料から天引きになるので確実に貯金をすることができます。しかし、利率は定期預金や積立定期預金と同じレベルなので、大きく金額を増やすことは期待できません。

給料から自動で天引きになるので、気づけば貯まっているのがメリットですね!

つみたてNISA

こちらは国が用意している非課税制度で、長期的にコツコツと投資することができます。

投資で出た利益は、売却する際に税金が引かれますが、つみたてNISAでは本来かかる「売却益」や「分配金」が非課税になります。

つみたてNISAは少額から始められる投資なので、投資初心者でも始めやすいのがポイントです!

ちなみに私は将来に向けてつみたてNISAでコツコツ投資しています!

今は銀行に預けてもお金は増えない時代なので、積立式の投資を始めてみるのはいかがでしょうか!

個人型確定拠出年金「iDeCo」

個人型確定拠出年金「iDeCo」は自分で作る年金制度です。

毎月一定の金額を積み立てて、あらかじめ用意された投資信託や保険といった金融商品を自ら運用し、60歳以降に年金、または一時金として受け取ります。

iDeCoの特徴は、60歳になるまでお金を引き出すことができない点です。

30代から始めて、60歳まで約30年間運用をするので、確実に老後資金を貯めることができます。

まとめ

30代ではお金が必要になる場面が多いため、1つ1つのライフイベントを充実させるためにも、計画的にお金を貯めていきましょう!

私もこれからかかるお金を見据えてしっかり貯金をしていこうと思います!

まずは無理をしない程度に貯金をし、残りのお金で生活をしてみましょう!

まだ貯金を始めていない方は、ぜひ今回ご紹介した貯金方法を参考にしてみてくださいね。

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