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【日本人の死因第1位】もしもの時に備えるがん保険のナゾを徹底追及!!

目次
みなさん、こんにちは!!
突然ですが、がん保険は必要だと思いますか?
「入っておくに越したことはないと思うけど、がん保険って必要あるのかな?」や「2人に1人はがんになる時代って聞くけど本当?」「治療費が高いイメージだけど、もしがんになったら払えるかな…。」など、がんに関する疑問や不安って多くないですか?
そこで今回は「がん保険はどういったものなのか」「医療保険との違い」「安いがん保険で良いのかどうか」など、がん保険についてご紹介していきたいと思います!
日本人の死因第1位!がんになる原因とは?
今では日本人の2人に1人は一生のうちに、がんにかかるといわれています。考えたくありませんが、がんは意外と身近な病気なんです…。そして多くの人が命を落としています。
厚生労働省が令和元年に公表した人口動態統計月報年計(概数)の概況によると、令和元年の死亡数を死因順位別にみたところ、第1位は悪性新生物(いわゆるがん)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)、第3位は老衰となっています。
がんで亡くなる人は年々増えているようで、昭和56年以降、死因順位第1位となっています。次の図でもわかる通り、令和元年の全死亡者に占める割合は27.3%、全死亡者のおよそ3.7人に1人はがんが原因で亡くなっています。
出典:令和元年(2019) 人口動態統計月報年計(概数)の概況
多くの人ががんで亡くなっていますが、そもそもなぜ、がんになってしまうのか気になりませんか?
がんは、喫煙、飲酒、食生活、運動不足、太りすぎ痩せすぎ、感染など、さまざまな要因が関係しているようです。次のグラフをご覧ください。
※1 棒グラフ中の項目「全体」は、他の項目の合計の数値ではなく、2つ以上の生活習慣が複合して原因となる「がん罹患」も含めた数値です。
日本人は男性のがんの53.3%、女性のがんの27.8%が生活習慣や感染※2 が原因でがんになったと考えられています。
大きな原因とされているのは、喫煙(男性:約27.7%、女性:約5%)と感染(男性:約22.8%、女性:約17.5%)です。全体的に見ても喫煙と感染が結構な割合を占めていますよね。
※2 感染とは…
感染もがんの原因として大きな割合を占めています。おもに、B型やC型肝炎ウイルスによる肝臓がん、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん、ヘリコバクターピロリによる胃がんなどが挙げられます。
ただ、がんは100%ではありませんが、予防することもできるといわれています。もちろん、予防できることならしたいですよね!
がんを予防するには次のような方法があります。
日常生活で「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適性体重の維持」この5つの生活主観に気をつけることで、がんのリスクはなんと、、、ほぼ半減するそうです!!
そうと知ったら今日から生活を改めるしかないですよね!とはいっても、生活習慣に気をつけるとがんのリスクは半減しますが、がんになる可能性はまだ約半分残っているということですよね…。
そこで重要なのが、もしもの時に備えることです!!みなさんお気づきかと思いますが、「がん保険」です。
でも、「がん保険って本当に必要?」って思いますよね?わかります。私も思いました!
次は「がん保険」は必要なのか解明していきましょう!
そもそもがん保険は必要?
多くの人は保険に加入して「安心」は手に入れたいけど、正直「あまりお金はかけたくない…」というのが本音ではないでしょうか?
もしこれが医療保険なら対象になる病気や保障は幅広いかもしれませんが、「がん保険」となるとピンポイントですよね。絶対に使うとも限らないし…。
結論から言うと将来に不安がある人は「がん保険に加入した方が良い」です。「貯蓄は十分にあるし、経済的に何の心配もない」と考える人は必要ないかもしれません。
もし、がん保険が気になっていて加入しようか迷っている方は、ぜひ次のことを参考にしてみてくださいね。
がんになる確率2人に1人!?
【目次1】でも少し触れましたが、がんになる確率ってどのくらいか知っていますか?一生のうち、がんにかかる確率は男性65.5%、女性50.2%。やはり、2人に1人といわれています。(出典:国立がん研究センター がん情報サービス)
そして、一生のうちにがんで亡くなる確率は男性23.9%(4人に1人)、女性15.1%(7人に1人)です。どうでしょう?私は「かなり多い」という印象でした。
がんにかかる可能性も死亡率も高いとわかった上うえで、ほかに気になるのが治療費ではないでしょうか?実際にどのくらいかかるのかみていきましょう!
がんになると何に費用がかかるの?
病気の中でもとくにお金がかかるイメージの「がん」。がんになると、どんなことに費用がかかるのでしょうか?
がんにかかると治療費だけでなく、身の回りに関する費用もかさみそうですね…。私は出産前に2週間弱入院したことがあるのですが、病気の治療による入院でなくても意外と費用がかかりました。それががん治療のための入院と考えると、何十万~何百万円とかかることも…。
<公的医療保険※3 が適用となる場合>
・検査代
・入院料
・手術代
・放射線治療費
・薬代
・訪問介護利用料金
<その他かかる費用>
・通院、入院時の交通費
・開発中の試験的な治療(先進医療など)
・試験的な薬(治験)、医療機器を使った治療費
~その他必要になるお金~
・差額ベッド代
・食費
・日用品
・医療用ウィッグ
・家族の交通費
・宿泊費
・お見舞いのお返し
・生活費
※3 公的医療保険とは…
会社員が加入する健康保険のほかに、自営業の方や会社を退職した方が加入する国民健康保険などいくつか種類があります。その種類によって窓口や受けられる保障内容が違うこともあるので、確認しておきましょう。
また、手術、化学療法、放射線治療は健康保険と高度療養費制度※4 が適用されますが、先進医療は保険適用外なので自己負担はさらに高額になります。
※4 高度療養費制度とは…
毎月、1日から月末までの間に医療費の自己負担が高額になったときに、一定の限度額を超えた分があとで払い戻される制度です。医療費が高額になることがわかっている場合は、事前に加入する健康保険から「限度額適用認定証」を取り寄せて医療機関に提出すると、医療機関への支払いが3割負担ではなく、最初から限度額の支払いでよくなります。
余談ですが、私も入院時にこの制度に助けてもらいました!年齢や所得によって自己負担限度額が違うので詳しくは加入先の健康保険へ問い合わせしてみてください。
なにかと費用のかかる「がん」ですが、「医療保険とはなにが違う」のでしょうか?
がん保険と医療保険はなにが違うの?
がん保険と医療保険ではどのような違いがあるのか気になりませんか?がん保険と医療保険に分けてご紹介します!
がん保険とは?
がん保険はひと言でいうと「がんに特化した保険」です。そのため、がんを治療するにあたって最も手厚い保険が「がん保険」です。
「がんに特化した保険」なので、がん以外の病気やケガでかかったお金については保障されないのも特徴の一つです。
がん保険のおもな保障内容を表にまとめてみました!
診断給付金 | ・がんと診断された時にもらえる一時金のこと
・治療前でも診断されたらもらえる ・50~100万円とまとまったお金が支給される |
入院給付金 | ・がんで入院した時にもらえる給付金
・「1日あたり〇〇円」と決まっている |
治療給付金 | ・がんで手術、放射線治療、抗がん剤治療をした時にもらえる給付金
・給付額は治療内容により異なる |
通院給付金 | ・がん治療のために通院した時にもらえる給付金
・「通院1日につき〇〇円」と決まっている |
先進医療特約 | ・がん治療で先進医療を受けたときにもらえる給付金
・あらかじめ決められた金額が支給されるのではなく、実際にかかった先進医療の技術料が実費保障される |
女性特約 | ・女性特有のがんの治療をしたときに上乗せされる保障
・所定の手術を受けた時や乳房再建術を保障 |
(保険会社により保障内容は異なります。詳細は保険加入時にお問い合わせください。)
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう!
<診断給付金>
がんと診断された時にもらえる一時金のことです。「今後、治療費がいくらかかるのか」「働けなくなったらどうしよう」など不安な時にまとまったお金がもらえるのは助かりますよね!
診断給付金は、初回のみもらえるタイプと複数回もらえるタイプがあります。もし、複数回もらえるとしても「2年に1回」などの支払い条件が設けられている場合があるので注意が必要です。
診断給付金は50万円~300万円の間で設定されていることが多いようです。
<入院給付金>
がんで入院した時にもらえる給付金のことです。「入院1日につき〇〇円」と決まっており、入院日数に応じてもらうことができます。ただし、医療保険のように1入院あたり支払い日数などに制限がありません。そのため、入院が長引いたり繰り返し入院した場合でも入院日数分の給付金がもらえます。これは嬉しいメリットですね!
<治療給付金>
がんの治療内容によって一定の金額がもらえる給付金のことです。がん治療のため、手術をした場合は手術給付金がもらえます。
手術給付金の場合、種類はさまざまで、一回の手術につき一律の金額が支給されるものや手術の種類に応じて金額が変わるものがあります。
放射線治療を受けた時は放射線治療給付金がもらえます。支給金額は1回の治療につき、10~20万円と設定されていることが多いようです。
抗がん剤治療を受けた時は抗がん剤治療給付金がもらえます。給付される条件は商品ごとに違いますが、「治療を受けた月ごと」に支払われることが一般的です。
<通院給付金>
がんで通院した時にもらえる給付金のことです。「通院1日につき〇〇円」と決まっており、通院日数に応じて支給されます。
近年、がんによる入院日数が短くなっているため、通院給付金がついたがん保険が増えています。入院後や入院前後の通院が保障される場合もあれば、がん治療による入院がなく、通院のみの治療でも給付金がもらえるタイプもあります。
<先進医療特約>
がんの治療を目的として厚生労働省が認める「先進医療」を受けたときにもらえる給付金のことです。先進医療とは、厚生労働省が認めている最新の医療機器や薬を使った治療、高度な医療技術を用いた治療です。
先進医療は公的医療保険が適用外のため、通常は治療にかかった費用は自己負担になります。
大きな特徴の一つとして、先進医療を受けた時にあらかじめ決められた金額が支給されるのではなく、実際にかかった先進医療の技術料が実費保障されることがあげられます。
一般的には支給上限金額は500~2,000万円までと高額の保障内容になっています。これだけの高額な金額を賄えることで治療の選択肢も広がり心底ありがたい保障です。
医療保険とは?
医療保険は病気やケガに幅広く対応した保険です。がん保険は「がんに特化した保障」であるのに対して、医療保険は「病気やケガ全般の治療や療養費用に対する保障」となっています。
保障内容は入院給付金と手術給付金がメインになっています。がん保険のように「入院1日につき〇〇円」と決まっていますが、医療保険の場合、1入院あたりの支払限度日数が60日や120日などの上限があります。
そのほかに通院給付金もあります。がん以外の病気の場合も、やはり入院日数は短くなっているため、通院保障の重要性は高まっています。
私が保険の見直しをした時も担当の方から、入院日数が短くなっていることを知らされたのを覚えています。
また、がん保険と同じように先進医療給付金があります。先進医療による治療を受けた時に給付金がもらえます。金額は先進医療にかかる技術料と同じ額で、最高2,000万円まで支払われる場合がほとんどです。
がん保険と医療保険の違い
がん保険と医療保険それぞれの特徴をご紹介しましたが、2つの保険の明確な違いは保障の対象です。がん保険は「がんに特化した保障」なのに対し、医療保険は「幅広い病気やケガ全般」です。
がん保険と医療保険についてこちらも表にまとめてみました!
がん保険 | 医療保険 | |
保障の目的 | がんに備える
(悪性新生物・上皮内新生物) |
病気やケガに備える |
保障の対象 | がん | 病気やケガ全般 |
おもな保障内容 | ・診断給付金
・入院給付金 ・治療給付金 ・通院給付金 ・先進医療特約 ・女性特約 |
・入院給付金
・手術給付金 ・通院給付金 ・先進医療特約 |
保険を選ぶときに後悔しないための3つのポイント!
がん保険に加入するにしても月々の保険料が安いに越したことはないと思います。がん保険にも種類がありますが、月々の保険料を安く抑えるにはどうしたらよいのでしょうか?
次の3つのポイントに注目してみてください!
①必要な保障内容にしぼる
保障内容をしぼると月々の保険料が安くなります。たとえば、保障内容は診断給付金だけにしぼるなど。保障内容を充実させればさせるほど、月々の保険料は高くなります。
②保障金額を下げる
たとえば、診断給付金の額を高く設定しすぎない。がんと診断されたときにまとまったお金がもらえるのは非常に助かりますが、診断給付金の額を高く設定するとやはり、月々の保険料も上がってしまいます。
③保険期間を短くする
がん保険はおもに保障期間に限りがある定期タイプと保障が一生涯続く、終身タイプがあります。
たとえば、保障期間を10年とすると終身タイプに加入するよりも月々の保険料は安くなります。ただ、注意が必要なのが10年経ったあとに更新する場合、年齢に応じて最初の10年間よりも月々の保険料は上がってしまいます。
がんは高齢になるほどかかりやすいため、更新し続ける場合は長期的にみると終身タイプの方が月々の保険料は割安になる可能性もあります。(終身タイプの保険料は一定のため)
・月々の保険料を安く抑えることにこだわりすぎて、必要な保障を外さないように気をつけましょう
・保障金額を安くしすぎて、「もらった給付金が足りなかった…」なんてことにならないようにしましょう
・定期タイプは更新後の保険料を確認し、割高にならないように気をつけましょう
まとめ
がん保険に限らず、保険はもしもの時に備えるものです。貯蓄が十分にあり、必要のない方もいるかもしれません。
ただ、繰り返しになってしまいますが、がんは一生のうち2人に1人はかかってしまう身近な病気です。そう考えると他人ごとではなくなってきますよね。
少しでも気になったり、加入を考えている人はプロに相談してみるのもおすすめです!何かあってからでは遅いので、事前に備えておくと安心できますね。
ご相談は「オンライン相談」申し込みページへ。
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