わたしたちにできること

2021年11月4日

【おやつ=お菓子じゃない!?】子どものおやつの役割とあげる時の注意点とは?

子どものおやつ、どうしていますか?

「何をどのくらいあげたら良いのか?」「好きな時にあげても良いのか?」など意外と悩むことも多いのではないでしょうか?

今回は”おやつの役割”や”あげる時の注意点”など、子どものおやつに関してご紹介したいと思います!ぜひ、参考にしてくださいね!

子どものおやつは何のため?

大人の感覚では”おやつ”といえば、甘いお菓子やスナック菓子などを想像することが多いと思います。

大人が食べるおやつは嗜好品を意味しますが、幼児期のおやつは違った意味を持ちます。子どもにとってのおやつには大事な役割があります。

実は「おやつ=お菓子」ではないことをご存じでしたか?

おやつは子どもにとって栄養素を補うための「補食」の役割を果たします!

幼児期は多くのエネルギーを必要としますが、まだ消化器官が未熟で胃が小さいため、1度にたくさん食べることができません。

そのため、3度の食事で足りない栄養素を補う”おやつ”は【第4の食事】とも言われています。

子どもが通う保育園の献立におやつとして「煮込みうどん」が書かれていたのを最初に見た時は驚きましたが、「補食」と考えれば納得でした!

おやつで栄養補給を!

おやつは食事では取り切れない、不足しがちな栄養素を摂るのがおすすめです!

では実際に「どんな栄養素を補うのか」「何を食べるのが理想」なのでしょうか?

炭水化物

パンやごはん、蒸かした芋などの炭水化物も大事なエネルギー源です。

たとえば、おにぎりにチーズやしらす、細かく刻んだ野菜などを入れると栄養たっぷりのおやつの出来上がりです!多めに作って冷凍しておくと、すぐに用意できるので便利ですよ。

乳製品

子どもにとって骨や歯の成長に欠かせないカルシウムは、大人以上に摂る必要があるとされています。牛乳やチーズ、ヨーグルトが好きな子どもは多いのではないでしょうか?

私は子どもに毎回、砂糖の入っていないプレーンタイプのヨーグルトをあげています。果物やきな粉をかけると、大喜びしてあっという間に完食します!

豆類

大豆にはタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養素が含まれています!

おやつには豆乳やきな粉がおすすめです。たとえば、食パンやマカロニにきな粉をまぶすと手軽で栄養素も補えるおやつになります!

果物

ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。子どもと一緒にスーパーで季節の果物を選んだり、フルーツ狩りに出かけると食育にも繋がりますよ。

おやつをあげる時の注意点

「目次1」でおやつは【第4の食事】とご紹介しましたが、「適切な量」や「あげる時間帯」が気になるところですよね。

おやつをあげる時はどんな点に注意したら良いのでしょうか?

量に気を付ける

子どもが喜ぶおやつですが、好きなだけ与えてしまうと肥満に繋がってしまいます。

おやつの量の目安は性別や体格により個人差はありますが、次のようになっています。

  1. <例>
  2. ・1~2歳…100~150kcal
  3. ・3~5歳…150~200kcal

エネルギー量だけ聞いてもあまりピンと来ないかもしれません。農林水産省のHPに「果物50kcalの目安」が載っていたので、こちらを参考に上手に組み合わせてあげましょう。

(出典元:農林水産省「おやつの意味を知りましょう」より

時間を決める

おやつをあげる時は時間を決めましょう!だらだら食べてしまうと虫歯や偏食に繋がってしまいます。

たとえば、おやつを食べたせいで夜ごはんが食べられず、寝る前にお腹が空いて何かを食べる…。このようなことを繰り返すと生活リズムが乱れてしまう原因にもなります。

おやつをあげる回数と時間は次の表を参考にしてください。

<おやつの回数と時間>

年齢 回数 時間帯
1~2歳 2回 10時と15時
3~5歳 1回 15時

食事との間隔を2~3時間あけるのがベストです!

あくまで目安なので、必ずしも上記の時間を守る必要はありません。仮に外出中に時間がずれてしまい、おやつをあげられなくても問題はないので、安心してくださいね。

ルールを決める

おやつをあげる時は次のようにルールを決めるのがおすすめです!

  1. <例>
  2. ・15時に食べる
  3. ・1皿だけまたは小袋1個まで
  4. ・ジュースはおやつとしてあげる
  5. ・ケーキはお誕生や特別な日だけ
  6. ・食べた後は歯をみがく

たとえば、ジュースの場合。

「甘くておいしいジュースが大好き」という子どもは多いと思います。のどが乾いたらお茶や水の代わりにあげるのではなく、おやつとして与えるようにしましょう!

知り合いが子どもに1度ジュースを飲ませたところ、「ジュース以外飲まなくなってしまった。あの時あげなければ良かった…」と、とても後悔していました。。

私もそうなるのが怖くてジュースは避けていました。もし飲ませる場合は、「1週間に1回」や「お出かけした時」「お誕生日の日だけ」などのように子どもとの間でルールを決めておきましょう!

市販のお菓子はあげても良い?

市販のお菓子は可愛くて、おまけがついていたりと子どもが喜ぶ要素満載ですよね!ある程度日持ちもするし、小袋になっているお菓子は持ち運びにも便利です。

市販のお菓子を与えることは悪いことではありませんが、3歳くらいまでは幼児用のお菓子を選ぶようにしましょう。ごはんと同じでおやつも薄味が基本です!

市販のおやつを選ぶ時は次のポイントを参考にしてみてください。

ポイント

・脂肪分が少ない
・塩分が少ない
・糖分が少ない
・栄養素が含まれている
・着色料や添加物が少ない

他にもアレルギーがある場合はアレルゲンが含まれていないものなど、お子さんに合わせて適切なものを選んであげましょう。

もし余裕があれば、お子さんと一緒におやつを作るのもおすすめです!添加物が含まれていなくて安心ですし、塩分や糖分も調整できます。

なにより親子のコミュニケーションも取れて食育にも繋がるので、メリットばかりです!

まとめ

幼児期のおやつは栄養素を補うための【第4の食事】です!神経質になりすぎない範囲で、足りない栄養素を補うようなおやつをあげましょう。

蒸かした芋や果物は栄養素も多く手軽に与えられるので、おすすめです!

私はよく、子どもに好き嫌いがないうちにミニトマトやブロッコリー、ミックスベジタブルをあげていました。

子どもの成長に合わせて、適量・決まった時間帯にあげるようにしましょう。おやつの時間もコミュニケーションの1つとして家族で楽しめると良いですね♪

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